【開催報告】3/14(土)「男の子はどう育つか」

3月8日は「国際女性デー」。ミモザウィークくにたち期間中の3月14日(土)、西井 開さん(立教大学大学院社会デザイン研究科特任准教授、一般社団法人UNLEARN理事) 星野 俊樹さん(ジェンダー教育実践家)をお招きし、【男の子はどう育つか】 を開催しました。当日は40名の方が参加して下さいました。

<講師プロフィール>
西井 開さん
立教大学大学院社会デザイン研究科特任准教授。一般社団法人UNLEARN理事。専門は臨床社会学、男性・マジョリティ研究。臨床心理士。男性を対象とした臨床実験に携わりながら、ミクロな視点からジェンダー問題に取り組む。著書に『「非モテ」からはじめる男性学』(集英社新書)、『転落男性論-孤立、暴力、ホモソーシャル』(金剛出版)がある。

星野 俊樹さん
ジェンダー教育実践家、元小学校教師(教員歴20年)。京都大学大学院教育学研究科修了。出版社勤務を経て小学校教師に転職。著書に『とびこえる教室』、共著に『学校の「男性性」を問う』『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』など多数。

当日はさまざまなテーマが書かれた「話題カード」から、お二人が話したいテーマを選んでトークをして頂きました。
「ケアと男性」「漢になれってどういうこと?」「母による支配」「転げ落ちたくない」「責められているようで辛い」「学校教育とジェンダー」「成功しなくてはいけないのか」お二人のお話に、参加者のみなさんも引き込まれるように聞いていた姿が印象的でした。


アンケートより

・とても良かったです。最高の人選とテーマでした。グループになって参加者の方々と話す時間も少しほしかったですが、キーワードにそって対談していくという形が新しくてとても聞きやすかったです。

・男性と介護について質問したかったです。私の体験ですが、親の介護をすることで、仕事を減らしたり、成功から転げ落ちた感覚がありました。また男性”なのに”ケアをしなければならないと思ってしまいました。

・星野先生のとびこえる教室を読んで、心をすごく動かされ、参加しました。西井先生のお話も合わせて、様々な問題に隠れている社会構造などを知ることができ、とてもタメになりました。またこのような機会がありましたら参加したいです。ありがとうございました。

・とても意義深い話で来てよかったです。子どもが参加しても暖かく迎えて下さり感謝です。

・お2人の対談、とても面白かったです。家父長制の問題、マジョリティ女性、権力性、構造的問題をどうしていくのか、参加者は女性が多かったが、男性に聞いてもらいたかった。

・フリートークに見せながら、おふたりの著書のエッセンスも存分に入っており楽しくお話を聞くことができました。「家父長制」という言葉が何度も出てきて、女性だけでなく、男性にとっても「家父長制」はラスボスなのか…と思いました。

・お2人のお話を聞いてよかったです。キーワードごとにお話していただく形式、とてもよかったです。西井さんのご著書はまだ読んでいないので、読ませていただきます!女性にも転げ落ちたくない、があると思いました。構造変えていくために身近なところから話していきたいと思います。ありがとうございました。

・色々なテーマで語られていてとてもおもしろかった。答えというのではなく、そのテーマから想起されるお二人の思い、気づき、経験が語られることで自分の中にも次々と思いがわいてきて引きつづき考えつづけたいと思った

・お二人の見識の深い話しに、うなづいたり、笑ってしまったりして、本当に参加できてよかったです。教えていただいた専門用語調べてみますね。

・貴重な時間でした。ふと気がつかされる自分の普段の言動にも気をつけたいです

・「男の子はどう育つか」のテーマから多岐に渡るトピックの話を伺った。ジェンダーに限らず知らないことばかりで、いかに自分が自身の価値観だけに縛られているかがわかった。とても良い講演会だと思います。ありがとうございました。

・「男性は何故連帯できないのか」共同幻想にしばられている…という研究結果についての話等、テーマの話が興味深かったです。ありがとうございました。

・大変素晴らしいお話をありがとうございました。特に西井先生のお話はずっとお聞きしたかったので良いきかいとなりました。

・フィンランドで男性学の専門家から話を聴いた経験がありましたが、日本はまだこれからだと思っていたところ本日のお話を伺い、大変はげまされる思いでした。男性が男性であることでどのような辛さがあるか、それをどのように自覚し、解きほぐすか…。男女その他の人が幸せに生きるためにも、とりわけ女性にとって男性(パートナーや男の子)とどう向き合おうかという点でも、必ず有益なお話だと思います。有意義な講座ありがとうございました。

・西井さんと星野さんの柔らかいやりとりがとても心地よく、深い学びにも繋がり、とても素敵な時間でした。

・ありがとうございました国連女性デーの期間に男子の話題、いいですね。カードの話題提供形式楽しかったです。フェミニズムを達成するのに、女性への差別撤廃はもとより、男性性の問題の根深さが思ったより手強いなと思いました。そのためにも男性の弱音を吐ける場所、必要だと思いました(ふらっとしゃべり場?)。会場参加の男性にはぜひ発言していただきたかったです。

・西井さんと星野さんそれぞれの視点からの語りによって、多くの学びがありました。本質主義と構築主義、両視点から物事を考えられるようになりたいと思いました。また、違和感や弱音を「仕方ない」と諦めず、少しずつでも語るような人になっていければと思います。

・西井さんのおっしゃっていたマイノリティの言説をマジョリティが感じる「抵抗」(グッドマン)、これが暴走した代表がアメリカの現在なのかと思いました。最近は危機感を強く感じます。国家レベルの暴力(戦争)に巻き込まれてしまうと、自分が何をしても無駄ではないかと無力感に陥る気もしますし、その中でも自分の子どもだけはこの暴力的世界から守りたいと自己中心的な考えに至ることもあります。男性的競争世界に巻き込まれたくないというのが本音です。正気を保つためにフェミニズム、ジェンダー論を学び、自分自身が置かれている状況を客観視して、不安や恐怖を相対化して生き延びています。この社会が何とも言えない気色悪い方向に向かって進んでいるのが本当に怖いです。

・濃い内容で大変勉強になり、満足です。自信のあり方や周りの環境についてあらためて考える機会となり、ジェンダー平等に向けて諦めずに進む勇気が得られました

・今まで参加したパラソルのイベントの中でも一二を争うくらいに、めっちゃ楽しかったです。受講者の予備知識の有無を一切気にせずに進む感じが、逆に前置きなしで本題を聞けてよかったです。

・カード形式でのお話のテーマですすめる形が面白かったです。
様ざまな角度視点から、気づきもたくさんありました。ありがとうございました