設立の思い
国立市は、性別にかかわらず、すべての人が、自分らしく地域で暮らすことができる社会を築くため「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」を制定しました。
本施設「くにたち男女平等参画ステーション」は、条例が目指す「一人ひとりが性別に関わらず自分らしくあるための社会づくり」の拠点として、開設しました。
愛称「パラソル」について
2019年に当施設の役割をより多くの方に知っていただき、また、親しみをもっていただくために、『市報くにたち』で愛称を募集し、その後、市民による投票で愛称とロゴマークが決定しました。
「パラソル」には、強い日差しから人々を守り、みんなが集まって休憩したり、リラックスしたり、会話をしたりでき、様々な色、形、素材があるように、多様性を大切にする「パラソル」のような存在になりたいという想いが込められています。
「パラソル」の取り組み
「 性別にかかわらず、すべての人が、自分らしく地域で暮らすことができる社会」を目指して活動を行っています。
家庭、ハラスメント、仕事、人間関係など、お電話または対面にて、弁護士や専門家、相談員による相談を行っております。(全て無料/一部予約制)
男女平等参画、DV防止/予防の啓発、性の多様性についてなど、展示や講座を行っています。出前講座やパネルの貸出しも。
情報誌「パラソル」の発行やYoutubeチャンネルでの動画発信など。ジェンダー・人権などについての特集、おすすめ本や映画の紹介、講座・相談のご案内など。過去の発行分も御覧いただけます。
国立市 女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例
国立市で学び、暮らし、働き、集う、すべての人のための条例です。
1.性的指向と性自認の定義を加えています
好きになる相手の性別(性的指向)や自身の性に対する自己認識(性自認)についての定義を、初めて知る方でもわかりやすく条文に表記しています。
2.性的指向と性自認等の公表の自由は個人の権利としています
性的指向、性自認等を公表するかしないかの選択は、個人の権利です。他者が本人の意に反して、勝手に公表(アウティング)することは認めません。
3 複合差別に対する支援
性別に加えて、しょうがいや外国にルーツがあること等、さまざまな理由により差別を受けて、特に困難な状況におかれている方への支援について表記しています。
4 教育関係者の責務
男女平等参画意識の形成は、子どものころからの周囲の影響を大きく受けます。生涯を通じて男女平等参画について学ぶ機会が得られるよう、教育関係者の責務について表記しています。
5.女性のエンパワーメントの推進
女性が本来持つ力をあらゆる場所で発揮できる社会をめざし、女性のエンパワーメントを推進していきます。
*エンパワーメント:その人の本来持つ能力を発揮できるようにすること。
6.「くにたち男女平等参画ステーション」を開設
女性と男性及び多様な性の平等参画を推進するための拠点施設として、平成30年5月に「国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザ」内に「くにたち男女平等参画ステーション」を開設しました。
7. パートナーシップ制度の実施
性別、性的指向、性自認にかかわらず、人生を共にしたいと思うパートナーと安心して暮らせるように、「互いを人生のパートナーとし、相互の人権を尊重し協力し合うことを約した、継続的かつ対等な2者間の関係」であると表明したお二人からの届出を受け、受理証明書等を交付するパートナーシップ制度を実施します。