開催報告『上映会「ある職場」』

2025年6月27日(金)国立市公民館で上映会『ある職場』を開催しました。

今回の企画は、【くにたちジェンダー平等月間2025】のうちの1企画として開催。当日は、18名の方にお集まり頂き、映画「ある職場」のショートバージョン(30分)を鑑賞しました。
鑑賞後は、舩橋淳監督によるお話を聞き、その後参加者同士で感想をシェアしました。

映画上映

▽映画『ある職場』紹介

『ある職場』は、実在したセクシャル・ハラスメント事件に基づき、その後日談として創作されたフィクション。ハラスメント事件の当事者が、セクハラそのものの辛さに加え、その後、職場組織の中で、どう生きてゆくのか、周囲との関係が本当に辛いと言う声を聞いたのが制作の始まりだった。シナリオは無く舞台設定だけ与えられた俳優たちが、即興に近い演技で演じているのも本作の見どころのひとつ

【公式サイト https://atsushifunahashi.com/arushokuba/ 】

密室で起こった事件は、職場全体を巻き込みやがてSNSへ──
無意識の悪意に取り込まれ孤立する被害者は、それでも”ここ”で生きていく。ある職場 ポスター

監督によるトークタイム

「ジェンダー不平等に向き合いたい」という監督の思いで制作した作品。

男性がこの問題を取り上げてよいのか、女性の監督に任せるべきではないかと迷われたとのこと。自分の無意識なバイアスが入ってしまうかもしれない。そう考えた監督は、俳優さんに設定のみを伝え、何を言うかは俳優さん自身にお任せする「ドキュフィクション」という方法で映画を制作されました。

舩橋淳監督のお話

セクハラそのものも辛い、しかし同じくらい職場組織の中で生きていくのが辛かったという当事者の声から作品を作った。セクハラが起きても被害者が泣き寝入りするしかない現状、周囲にいる第三者のそれぞれの立場や考え、すれ違い、そのままを作品にした。2時間30分の映画作品だが、映画を鑑賞した人同士で話し合いたいという声があり、上映会用に30分のバージョンを作った。観る人によって、さまざまな受け取り方がある。話すことでお互いの考えを知ることができる。企業の研修で取り入れている場もある。

その後の参加者同士のトークタイムでは、監督も各グループに入り、一緒に対話をして頂きました。

アンケートより

  • とても勉強になりました。「人を大切にする」ということを考えられれば、セクハラはなくなると思うのですが。監督の一つ一つの言葉に感動しました。ありがとうございました。
  • 告発することの難しさや、「何と戦っているのかわからない」気持ちなど、主人公のサキさんに共感できる事がたくさんありました。私も医者からセクハラを受けていますが、長年のつきあいなので、変わるのも難しく、ガマンしている自分がいます。
  • 映画は楽しかったです。チーム分け3人くらいでもよかった感じがします。
  • この映画を見て皆で話し合う時間を持つことができ、とてもよかったです。
  • 見た人が自分に都合のよい意見を拾おうとするんだろうなと思って見てました。終了後に話すのはいいですね。
  • セクハラじゃなくて性暴力じゃないかと思いました。パワハラ、モラハラもされているし!