開催報告『「俺たち」という語り』ふらっと!しゃべり場 特別編

1月12日(日)ふらっと!しゃべり場・特別編『「俺たち」という語り』を開催しました。
1~3月のふらっと!しゃべり場<特別編>は、”男性性”に関連するテーマ。今回はその第1回目。
当日は13名の方が参加してくださいました。
また、今回は初めて、参加者さんに進行役をお願いし、パラソルスタッフはサポート役として参加。
今後も共に作り上げる場を考えていきたいと思います。

こんなお話をしました
- 悪ふざけをする、強気なことを言う時は「俺たち」
- 「俺たち」でつながる安心感があった
- 何ものでもないと感じる不安
- 組織にいるために降りられない
- なにかに属していないことの不安感
- 弱みを見せてはいけない、弱みを見せることは恥ずかしいことと思ってしまう
- いわゆる男社会や、強さでつながることは苦手だった
アンケートより
- 「俺たち」という主語の束縛感やその陰で排除されている人に気がついた。また所属先のなさや肩書きのなさといった「俺たち」のはらむもろさや不安定さ、生きづらさにも気づかされた。
- 今日はありがとうございました!!ルッキズムなりセクシュアリティなり、そこに自分のプライドなりが形成されて「俺たちは・・・」となっているのかと思いました。新しい「俺たち」のアップデートがで来ているのかと・・・?!
- 様々な味方、考え方を知ることができてとてもよかったです。ファシリテーターさんがすばらしかったです。自分が何にこだわっていたかについて深堀りできました。
- みなさんの素直な意見がきけてとても面白かったです。
- 今日は昔の「男子のノリ」を思い出しながら「俺たち文化」について考えていました。あの頃のクラスメートは元気だろうか・・・よい機会でした。ありがとうございました。
- なかなか話せる場がないため、ありがたかったです。MIXでやるのも新鮮でした。
- 男性の弱さの語れなさは、女性よりも強そうだなあと思いました。強くあれというすりこみ?が教育場面でも多いのだろうか・・・同じ現場にいても、女性だから気づかない 気づけない部分もありそう・・・気づけるようになりたいなと思いました。
- 厳然たる「男性優位社会」の中で排除されるのは、女性や性的マイノリティだけにとどまらず、男性自身も排除される可能性があるのではないでしょうか。つまり、男性たちの中にも「俺たち」と「俺たち以外」という排他的な仲間意識が存在し、その枠組みからこぼれ落ちる人々が出てくるのです。
さらに、この「俺たち」という文脈の中には、男性の承認欲求が歪んだ形で表出している可能性も考えられます。組織や学校の構成員として「認められたい」「仲間として受け入れられたい」という欲望が際限なく生まれるのかもしれないと感じました。


次回のふらっと!しゃべり場〈特別編〉男性性テーマ
- 父×息子(第2回開催) 25年2月16日(日曜)14:00~16:00
- 「#NotAllMen? -自分は(そんな男とは)違うから。」 25年3月16日(日曜)14:00~16:00


場所:国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザ 会議室
対象者:性別・ジェンダーアイデンティティに関わらず、どなたでも。
お申し込み:不要。当日ふらっとお越しください。
詳細はこちらのリンクをご覧ください
【男性”性”テーマ】しゃべり場特別編