開催報告『ふらっと!しゃべり場』特別編【朝ドラ「虎に翼」について語ろう】
6月23日(日)ふらっと!しゃべり場・特別編『朝ドラ「虎に翼」について語ろう』を開催しました。
くにたちジェンダー平等月間パネル展示を開催していた旧国立駅舎にて初めての開催。 当日は、5名の方(そしてツバメさんも)参加して下さいました。
こんなお話をしました
- 寅ちゃんたちと今の私たちの繋がり
- 娘の幸せを第一に考え、見合いを勧める母に、「お母さんが言う幸せも地獄にしか思えない」と自分の進む道を伝えた寅子。
・母に伝えるシーンに胸が苦しくなった。 ・私はスッキリしました。 - 一見優しく、スマートで、女性に理解がある風の花岡。「彼女たちは特別です」という特別扱いに不平感を感じた。
わかっている風で全然わかってない人っていますよね。 - 良かれと思って言ったことが相手を傷つけることもある。穂高先生の様に信頼している人から、言われることは余計に傷つく。
- どの道がよいか、それは人それぞれ。 その道を他人が決めつけるのではなく、本人が選べることが大事だと思う。
- よねさんは、なぜずっと怒り続けているんだろう。 いつか、怒りが消えることはあるんだろうか。
弱音を吐くことができたらいいのだろうか。 - 主人公の寅子が正解でもなく、間違うこともある。善悪でなく、誰もが不完全な部分があるところがいい。
- 男女らしさの決めつけは、今の時代もある。自分にもある。
- 男女平等がなかった時代から、それを手に入れたのは大きな一歩。
でも、法律上平等を手に入れた今の時代の私たちは、その大切さに鈍感なのかもしれない。
アンケートより
- 1つのドラマについて話し合う場ができるのも時代の変化なのか、「虎に翼」の内容に共感する人たちも多く、改めてタイムリーであり、そこから学ぶ事が多いと感じました。また、法曹界の話しのため当然かもしれませんが、憲法を身近に感じるような仕掛けがあるのも興味深いです。私はドラマを全て観ることはできていませんが、ジェンダーの視点、女性が働く事、仲間の存在や連帯の大切さ等を考えながらこれからも観ていきたいです。久々にワクワクする朝ドラで楽しみです。今日のしゃべり場は、ドラマについての互いの気になる点が出され、新たな発見もあり楽しい時間でした。しゃべり場のテーマに惹かれ、集まり、話し合う。人と人が直接会わなくても事が進む時代において、このような対話から気づきを得る取り組みは貴重だと思いました。ありがとうございました。
- めちゃめちゃ楽しかったです。男女平等、ジェンダー、生きづらさ、いろいろ考える時間になってとても良かったですし、知識豊富な方に沢山教えてもらえて楽しかったです。
- いつも普段生活していく中で交流することが少ない年代の方と色々話すこと、意見交換することができ、とても良い経験になった。「ふらっと」の重要性を知ることができた。
- 今日はありがとうございました。女性の社会進出について、時代背景を考えつつ皆さんで考えられた事が良かったです!
- 私はなぜ男女平等が実現しないのかという素直なクエスチョンがありました。先達の歴史を知ったり、家父長制の社会規範が根強く残っている現状を知るにつけ、真のジェンダー平等を達成する為には、やはり寅子のような現状を切り開いていく存在の必要性を感じました。また、そのためには一定の特権性(出自、環境など)を有していることも認識できました。
展示の内容はこちらからご覧いただくことができます。
パネル展示/くにたちジェンダー平等月間2024