開催報告『ふらっと!しゃべり場』特別編【「父×息子」語れられてきたこと、語られなかったこと。】
6月16日(日)ふらっと!しゃべり場特別編を開催しました。 当日は、8名の方が参加して下さいました。
こんなお話をしました
・父による力(パワー、権力)の行使について
・自分の中にある暴力的なもの。パワーへの欲求。
・むしろ「嫌い」になれたらいいのに…
・親への許せなさと心の隅にある期待。大団円なることを望んでしまう気持ち。
・家庭の中で支配の序列が変わること
・家庭内のシスターフッド!家庭内「MeToo」!
・親との関わり方について、その人の答えにとやかく言うな!
・しみじみと絶望し切ることで、次につながっていく。
アンケートより
- いろいろな方の意見を聞けて、自分も来れて有意義な時間を過ごせた。
- 今日のイベントは自分にとって大変有意義なものでした。父から引き継いでしまった「有害な男性像(性)」に屈することなく日々生きていこうと思います。
- 教育、DV、ホモソーシャル、権力…関心ある内容だったので興味深かったです。人の内にある暴力性、差別感に気づくことが大切だと思いました。
- いろいろ込み上げてきて涙が出ました。星野先生始め皆さんの体験を聞いていて、辛い中でもやはり親に認めてもらいたい、愛されたい気持ちを子どもは持つのだなと、改めて自身の子育てを振り返りました。
- 今まで冗談にしてしか話せなかったことを、真面目に話すことができました。家族のことは他の人に話してはいけないという親の言葉がずっと自分を縛っているのだと思います。帰りの大学通りを歩きながら考えました。僕自身は過去にとらわれておらず、きちんと今を生きられているし、家族とは精神的に決別できていると自覚できました。ただ、あのころ自分が置かれていた状況の異常さを振り返ると、それを異常と思うことなく日常として受けとめざるを得なかった子どもの自分が不憫に思えて悲しくなります。今日もその涙だったのかもしれません。あまり真剣に自分自身が向かい合ってこなかったことに向かい合う時間になりました。ありがとうございました。